2008年6月30日月曜日

八泊九日の旅、無事終了‥

21日の土曜日に東京を出て以来、西日本をぐるぐる回っておった訳ですが、ようやく東京に戻りました。ここで畝傍高校音楽鑑賞会以降の5日間を振り返ってみたいと思います。

大和八木から近鉄、JRと乗り継いで三ノ宮に着いたのが火曜日の夕方です。夜遅く迄待って、営業を終えたチキン・ジョージに出向いて下見。(その後飲み会になったことは言うまでもありません‥)
チキンは昔の雰囲気を微妙に残しつつ数段グレード・アップした感じで、児島さんも嬉しそうで何より、というか、ほとんど有頂天?(年内のスケジュールがすでに全て埋まっていることからもうかがい知れますが‥)
水曜日の午後は、阪急電車で西宮北口に出かけて、新響楽器さんのホールのピアノをお借りして3時間の練習。きちんと調律されたヤマハS4で気持ちよくお稽古ができました。

木曜日は午前10時半からサウンド・チェック、正午からの調律の間にトアロードの木馬(かつて則竹くんが通ったビストロ風ジャズ喫茶)でパスタとサラダを頂いて、抜群の珈琲で一息ついて、チキンに戻ると間もなく村上、板垣、両氏が到着です。
今回、私がステージに背を向ける形でフロアにピアノを置いて、三人で向かい合う様にセッティングしたのですが、顔を上げれば二人が見える状態というのは大変演奏しやすかったですし、ちょっと心配だった音の方も、チキンが誇る凄腕エンジニア、正木毅さんのおかげでとても気持ち良く、2時間ムッチリとリハーサルしてから本番にのぞみました。
心配された動員も大阪における1400枚のフライヤーの効果があったのか、なかなかの盛況で、気合いの入った演奏をお届けすることができました。ご来場いただいた皆様、有難うございました。我々をぐるっと取り囲む形の客席からの眺め、音、共に大変好評で、今後チキンではこの形でのライブになることでしょう。
終演後はチキンで打ち上げ、ホテルに戻って眠りについたのが5時でした。

そして土曜日は福岡、南区のサウンド楽器さんのスマイルホールで一部がソロ・ピアノ、二部がサックスとのデュオ、というライブ。

このデュオがまたすごく盛り上がりました。私の記憶の中での菅原彰司さんのアルト・サックスは“燻し銀”という印象だったのですが、切れ味が相当鋭くなっていて、“燻し銀”に“チタン”が混ざった感じ?

終演後は“やまだ家”さんでもつ鍋。うまかったぁ (^_^) もう一軒寄ってホテルに戻ったのが4時すぎ‥

そして土曜日がスクエアのZepp福岡。ゼップにピアノがないことは前回お話しした通りですが、今回はヤマハミュージック九州、福岡店さんのご好意で、なんと実費(運搬料と調律代)のみ!で、ほぼ新品のS6を提供していただきました。感謝、感謝であります。リハーサルの前後に入念な仕事をしてくださった調律の村上さんにも、いまいちど御礼を申し上げたいと思います。おかげさまで、これまでの5本の内で、最も気持ちよくピアノを弾くことができました。有難うございました。 m(__)m

打ち上げは鳥善で水炊き‥美味しかったなぁ~

この春から2ヶ月かけてやっと落とした5kg、半分ほど戻したようです。 (´・ω・`)

all text by H.Izumi

2008年6月24日火曜日

音楽鑑賞会!

一昨日の夜、奈良へ向かっております、と締めくくりましたが、今日の午後、奈良県橿原(かしはら)市にある、県立畝傍(うねび)高校の音楽鑑賞会に招かれて、1,200名の全校生徒と先生方、そして若干のご父兄の前で、80分のソロ・ピアノ・ライブを行ないました。
畝傍高校は明治29年の創立という大変歴史のある学校で、昭和8年に建てられたという校舎本館は時間が止まってしまった様な濃密な空気が漂うレトロな建物です。(かつてNHKの朝の連ドラでロケが行われたこともあるそう‥)
何より驚いたのは、創立100周年に同窓会から寄贈されたというピアノ‥ スタインウェイのタイプD!(フルコン)同窓生もさぞかしたくさんいらっしゃるのだとは思いますが、なんとゴージャスなのでしょう。

HEART LAND で始めて、オリジナルを色々、荒城の月やジャズのスタンダード・ナンバーも交えて、久びさのソロ・ピアノ・ライブでしたが、真剣に聴いてくれる生徒諸君に励まされて、なかなか充実した演奏をすることが出来ました。

何曲かで映像を用いたのですが、目玉は修学旅行の写真を観ながらの即興演奏。私も敢えて観ずに本番に臨んだのですが、貴重な経験をさせてもらいました。

本番終了後は新聞部(真面目そうな畝傍高校の生徒さん達の中でも筋がね入り?の男子諸君)の取材を受け、音楽部の女子生徒の皆さんのア・カペラの合唱に心洗われ(目頭が熱くなりました)、校長先生と記念撮影をさせていただいて、学校をあとにしました。




今回は永年スクエア・ファンでいてくださった金子先生(残念ながらこの春に県立教育研究所に異動された為に昨夜のリハーサルを聴いて頂いたものの今日はお仕事で‥)の熱意にお応えする形で実現したのですが、日本全国、呼んで頂ければどこへでも参りますので、お声をおかけくださいますよう、宜しくお願い致します。 m(__)m(ミスティ・ファウンテンのHPからメールしてくださいまし!)
さて、旅は続いて、そして神戸です。チキン・ジョージの前売りは伸びたかしらん? (-_-;)
text by H. Izumi, photos by N.Nakamura

2008年6月22日日曜日

名古屋も乗り越えて‥

(Zepp名古屋のリハ風景)


昨夜の大阪と同じアングルのこのショット、なにか妙にすっきりしていると思いませんか?
そうです。ゼップという小屋には、ピアノがないんです。今回、6本のツァーのうち3ヶ所がゼップなんですが、諸般の事情で福岡だけはピアノを入れたものの、札幌と名古屋は致し方なくデジタルピアノでいくことになりまして‥
両会場で聴いてくださった皆様、失礼致しました。 m(__)m

それにしても、デジピをピアノの替わりにするのは物凄く神経を使います。ご存知かもしれませんが、打鍵速度を検知して強弱を決定する為に、例えば速い打鍵のメゾピアノというのが不可能であって、バラードなどで一音だけ大きくなったりという悲しい事態がおこりがちで、もちろんそれだけではなく色々と不都合が生じる訳で‥
何より、にこにこ弾くのが一番難しかったです。
なんとかかんとか無事に終わってほっとしつつ、旅はまだまだ続き、私は奈良に向かっております。

text and photo by H. Izumi

大阪終わりました!

(リハーサル風景)

ご来場頂いた皆様、ありがとうございました。おかげさまで今夜も盛り上がりました。それにしても年齢を感じさせない往年のメンバーの皆さんには頭が下がります。

さて、今日判明したのですが、来週の26日の木曜日の神戸チキンジョージ、前売り状況が芳しくありません。 (T_T)
今夜配った1400枚のフライヤーの効果に期待したいところですが‥
和泉トリオのチキンジョージ・デビューになにとぞお力添え頂きますよう。 m(__)m

text and photo by H. Izumi

2008年6月16日月曜日

札幌より戻りました!

新潟初日のリハーサル風景

スクエア・スーパー・バンドのツァーは先週の金曜日の新潟を皮切りに昨日の日曜日の札幌を終えて、今週末の大阪まで一休み‥どあたまのメドレーに始まって聴きどころ満載のステージですが、特にドラム・バトルは圧巻です。それにしても盛り上がっている客席を眺めながら演奏するのは本当に気持ちのよいものです。残り4本、気合を入れて頑張りますので、乞うご期待!であります。
札幌の終演後は、松本圭司トリオのライブを聴く為に、則竹、宮崎、河野、和泉、の4人で“くう”に駆けつけて、アンコールでは乱入までしてしまったのですが、おかげで充実したアフター・アワーズを過ごさせてもらいました。圭司くんのピアノ、何度も鳥肌が立ってしまうほど凄かったです。彼は正に天才です。また、ゲストで吹いた高校1年のアルト・サックス奏者、寺久保えりなちゃんにも驚かされました。目を瞑って聴いていると、30代の中堅プレイヤーと言われても納得してしまいそうなほどなのですが、小学3年でサックスを始めて8年め!彼女はそう遠くない将来に第一線におどり出てくることでしょう。

さて、最後にひとつご報告を‥ 来る8月1日金曜日のSTB139スイート・ベイジルの私のトリオ(+スペシャル・サポート・キーボード佐藤雄大)のライブをDVD用に収録することがほぼ決定致しました。
私にとっては初めての映像収録、是非ともお立会いくださいますよう。チケットの前売りはすでに始まっておりますし、7月5日のスクエアの東京公演用にチラシを2千4百枚作りましたので、今度ばかりはSOLD OUTの可能性も?てな訳でお早めに!ではまた!

text and photo by H. Izumi

2008年6月5日木曜日

おげんきですか?

えらいご無沙汰でした。
結局、5月は一度だけ、で、もうあれから1ヶ月‥‥
ほんとに早いですよね、時の流れるのは‥‥
小学校の夏休みはなんであんなに長く感じたのでしょうか?
50歳の1ヶ月は10歳の1ヶ月の5倍の早さ‥‥という説は本当なんでしょうか???

毎日なんだかんだと忙しくしていて、ようやく一息つけた、という訳でも全然ないんですが、ここらでちょいと、と思いまして‥‥


まず“A SQUARE SONG BOOK”、おかげさまでなかなか好調な売れ行きであります。
お買い上げ頂いた皆様、まことに有難うございました。
ただ、ちょっと複雑なのは、前作よりも随分と売れている、という点であります。スクエア・ファンの方々が、懐かしい題名に惹かれて買ってくださっているのが原因かとも思いますが‥
そもそも昨年の“LIGHTS IN A DISTANCE”というアルバムは、永年の夢であったピアノ・トリオの門出として、それまでのすべてを注ぎこんで創ったフル・オリジナル・アルバム(2004年の“A PROMISED MOVEMENT”は、先に出したとはいえ、ソロ・ピアノによるカヴァー‥‥)であって、そのような意味合いにおいて、今作はあくまでカヴァー・アルバムであることを思うと‥‥

複雑、なんです。

要するに、前作も聴いてくださいね!ということなんですけれども‥


さて、話は変わって、スクエア・スーパー・バンド(ちょいと恥ずかしい名前ですが‥)のツァーの方はリハーサルも佳境に入っています。なんだか、同窓会総会の余興のお稽古みたい、というと語弊がありますが、とにかく懐かしい、の一語に尽きます。
40~50本のツァーを回っていた頃を思えば、6本というのは寂しい限りですが、許される状況の中でメンバー・スタッフ共々、最善を尽くして奮闘努力を重ねておりますので、どうか足をお運びくださいますよう、宜しくお願い致しまする。


そして、Misty FountainのHPですでに発表されている通り、26日木曜日は新装開店間もない、神戸チキン・ジョージにて私のトリオのライブ!!
昨日のリハーサルで、クラブ・パンゲアですでにライブをやったという河野くんから「音響も雰囲気も素晴らしい!」とのコメントを聞いて、すんごぉく楽しみなんです。

チキンと言えば、震災を持ち出すまでもなく特別な場所‥‥ K社長の再起に私も及ばずながら貢献したいと願っていますので、是非ともお立会いのほどを‥


そして最後に、これはまだHPでも発表されていませんが、チキンの翌日、スクエア・スーパー・バンドの福岡公演の前日、27日金曜日に、福岡でソロ・ピアノ・ライブをやります。スペシャル・ゲストとしてアルト・サックスに、スクエア時代に大変お世話になった、今は無き、長崎 Goody goody のマスターであった、菅原彰司さんをお迎えして‥‥
詳細は近々HP、或いはこのブログにて発表致しますので‥
(翌日のスクエア公演のチケットをお持ちの方には割引料金!を設定‥‥の予定です)

諸々何卒宜しくお願い致しまする。 m(__)m