2008年3月26日水曜日

盛り上がってまいりましたぁ!

盛り上がってまいりましたぁ!

つい先日、日曜日に来る31日の為のリハーサルがありました。

15時から21時までむっちり…じゃない、それは私の事、もとい、みっちり77kg!いやいや、もとい、むっちり6時間。はぁ~?

さすがのくどさに自己嫌悪の三段腹です。この際ポンテケージョを食べ過ぎて、もっちり四段腹を目指そうかと… (-_-;)

思えば、トリオでの演奏は先月あたまの秋田以来、52日ぶりのことでした。音楽することを生業としていると時として忘れがちな、共に音を出すことの歓び、それを再確認したというか追認したというか…

まさに、聖くんと正美くんとのトリオは、あうんの境地に限りなく近づいてきています。(強いて云うなら、うっふんの境地?)

それだけでも充分楽しかったと云えるのですが、31日にスペシャル・サポートとして参加してもらう、佐藤雄大くんが、若々しい血潮(ジュラ紀みたいな表現ですけんども…)に溢れたヴァイタルな息吹?を、メタボオヤジにガツンとかましてくれて…D.C.(因みにダカーポはタイトルの、盛り上がって…に戻ります。念のため)

1月にヤマハでセミナーを開催した折りに、どなたか有能なお手伝いさんを…とお願いして紹介してもらって知り合ったのですが、その時の「いやぁ、上手な若者がいるもんだなぁ~」という強烈な印象から、その一週間後に電話をして共演を依頼した、というのが事の流れであります。

彼の華々しい経歴についてはここで詳しく語りませんが、今回、彼が参加してくれることによって、私がいかに前向きになることができたか…という事を皆さんにお伝えしておきたいと思います。
要するに、おいちゃんも負けておられへんでぇ~てなもんや三段腹。(>_<)

先日のリハーサルにおいて、もう一つ盛り上がったことはと云えば、聖くんのエフェクター・ボード!



「いいないいな!かっこいいな!」と年甲斐もなく、男の子魂を揺さぶられた第一印象に続いて、レクチャーを受けて宇奈月温泉につかっているうち、「ぼくの言うこと聞かなかったら、本番5分前にその紫色の線を全部抜いちゃうからね!」という究極の意地悪を思いついたのでした。(んなこと思いつくか?困るのは自分だろうが…)

あと、ヴァイタライザーという、音を太くするきかいに惹かれたのですが、ピアノにも使えないかと思ったものの、そうは生野菜にイカのキ〇タ〇のようでした。頭にくくりつければそれなりの効果が?あるはずもないんですけんど。

そんな訳で、準備はまっちり!なんて馬鹿言ってるとめっちり老けそうな今日この頃です。 (-.-)

ところで、おかげさまで、前売りが120を越えました!

all text by H.Izumi, photos by N. nakamura

2008年3月19日水曜日

困ったなぁ…

(-_-;)昨日、今月末のライブの2週間前ということでSTB139から予約状況について連絡が入ったのですが、90をちょっと越えたところとのこと…

月曜日というのが最大のネックなのでしょう。もちろん、昨年の盛岡の10人、広島の12人、という壊滅的な状況に比べれば、90人のお客様というのは演奏する側からみて少なすぎてどうしようもなく寂しい、というところまではいかないし、大騒ぎをせずとも最終的に120ぐらいまでは期待出来ると思われるのですが、問題は、それなりの実績を作らないと次の機会にいい曜日がもらえない、というところにあるのです。

発売記念ライブがまた月曜日だったりしたら盛り上がりにかけるだろうなぁ…と、大きな腹からは想像もできないほどの小さな胸を痛めている訳であります。

とはいえ、気を揉んでばかりいても仕方がないので、気を取り直して、皆さまが足を運ぶ気になってくれそうな、気の効いた宣伝文句のひとつも捻り出さんと気ばってみようかと… あぁ気疲れ…   (*_*)

text by H. Izumi

2008年3月18日火曜日

Blogリーダーの皆様にお詫び

タイミングが少し遅れましたが、諸般の都合により、Misty FountainのBlogは運営上のアドレスを、開設から1週間で変更いたしました。お気づきの方もおいでとは存じますが、当初頂いておりましたコメントは移設することが出来ず、なくなってしまった次第です。和泉本人も喜んでいたコメントがなくなったことは残念ですし、書き込んでいただきました方々にもお詫びを申し上げる次第です。皆様、今後もどんどん書き込みしてくださいませ。よろしくお願い申し上げます。

Misty Fountainブログ管理者

レコーディング追想 その3

1/28(月)~
朝一のフライトで到着する3人を出迎えに空港へ向かいます。河内さんには3日連続で空港と往復させてしまいました。荷物もあるのでアウディではなくアルファードでしたが、これまたクルーザー気分で快適。

…で、ここから先は村上くんのブログを参照していただいて、それに付け加えるに…   という幾つかのお話しを…

1日3曲づつ3日間で9曲とって、31日にソロを1曲と、お直し、という段取りだったのですが、このトリオでの録音も2枚め(ライブも数えれば3枚め)とあって、あうんの境地にだいぶ近づいてきた感がありました。

毎晩作業を終えてから、河内家リビングルームにおいて試聴会?が催され、旦那さんの手作りの肴で一杯ご馳走になって、翌日への英気を養ったのでした。


昼食は近所のレストラン、パンダ(寿司にてんぷら、ラーメンからナポリタンまでの守備範囲の広さを誇る!)に出かけたいのはやまやまながら、その余裕がなく、河内さんの奥さまにおにぎり(これがまた美味しかったんです。大きいのを二つ、でやめとこうと思いながらついもう一つ…)を握っていただきました。小沼さんとカズノリ君はパンダに出かけて、寿司のてんぷら???なるものを食べたらしいのですが、テイクアウトは出来なかったそうで次の機会までおあずけです。

スタジオから車で2分のホテルサンルーラル大潟は、朝食バイキングも和洋中の日替わりの夕食もばっちりで、特に中華の品数の多さにはびっくらこきました。また、写真撮影の為に快くチャペルを貸していただいて感謝感謝です。

誰の朝食でしょう??

ホテルのチャペルにて

無事録音を終えて、2月1日は秋田キャットウォークでライブ、(お越しいただいた皆様!有り難うございました。m(__)m)で、翌日私だけが戻ってミックスの作業に立ち会う、ということでアルファードを貸していただいて…


2日の朝は二日酔い、なんて洒落のつもりでもなんでもなくて、能代の小学校の教頭の竹山先生(仮名)の差し入れのどぶろくのお陰です。

トリオのミックスはなかなか奥が深く、一時はどうなることかと思ったのですが、河内さんと頑張ってなんとか2日間でかたをつけ、10日間に渡った大潟村滞在もようやく終了、河内さんがもう私の顔は見たくないというので(それは冗談ですが、1日の早朝に小沼さんを送っていただいていることもあって)竹山先生に空港まで送っていただいて飛行機に乗った次第です。

さて、なかなか個性的なデザインのジャケットも含め、14ページのブックレットも完成して、あとは完成を待つばかり、という現状ですが、今作はスクエアさんの30周年を祝うと同時に、私の退団10周年という節目でもあって、これはやはり皆さんに聴いていただかなければ…と切に思う今日この頃であります。

all text by H. Izumi, photos by N. Nakamura

2008年3月14日金曜日

レコーディング追想 その2

1/26(土)

さて、私が他のメンバーより一足早く現地入りしたのは1月26日の土曜日の夕方のことでした。前々乗り、ということになりますが、ピアノに馴染むと同時に翌日の調律に向けて弾きこんでおきたかったからに他なりません。
そんな我儘を聞いてもらえるのも河内スタジオならでは!
河内さんに秋田空港まで出迎えていただいて大潟村へ…途中で普通の民家といった感じのラーメン屋さんでタンメン大盛りと餃子(旨かったぁぁぁ!)をご馳走になってメタボに磨きをかけます。(´・ω・`)

ちらついていた小雪は途中で吹雪に変わりますが、スタッドレスを履いたアウディでのドライブは快適そのもの。
夕闇の中、吹雪に固められたアイスバーンを〇〇kmで疾走…
なにか、異次元の扉が迫り来るような、そんな印象を受けました。

その夜休み休み5時間ほどお稽古した後は、旦那さん手作りの肴で、河内家のアイドル、サーちゃんとショーちゃんにお相手をしてもらいながら(強烈な猫アレルギーのある私が、何故か全然平気なんです…)一杯?ご馳走になって就寝。
私一人ということで、河内家の客間に泊めていただきました。




1/27(日)

朝一のフライトで到着する調律の小沼さんを河内さんと共に空港までお出迎え。
大潟村に戻ってさっそく河内さんちで昼食をご馳走になったのですが、小沼さん一言、「米が旨い…」。「だから云ったでしょう?」と私。

その後は一日調律デー。およそ8時間に渡って調律と整調の作業にいそしんでいただき、私好みの状態に仕上げて頂きました。

午後、大阪から能代空港に着いてバスとJRを乗り継いで最寄り駅の“かど”にたどり着いたカズノリ君をピックアップ。カズノリ君については事情が許せばいつかきちんとご紹介したいのですが、今のところは、今回アシスタントを買って出てくれた有難~いボランティア… とさせておいてもらいましょう。

夕食は鴨鍋!旦那さんのお友達が撃ったという鴨ですが、まさに滋味!これぞジビエ!
時折、がりっとくる散弾に要注意なのも、野趣満点です。

夕食後も小沼さんの作業は続き、3人でホテルにチェックインしたのは23時半を回っていたでしょうか…

さぁ、いよいよ明日から本番です。

all text by H. Izumi

2008年3月3日月曜日

レコーディング追想 その1

春はもうすぐそこまで!といった陽気の今日この頃ですが、皆さまいかがお過ごしでしたでしょうか?せっかくブログを始めても、なんの反響もなかったら寂しいなぁ(;_;) と思っていたのですが、初回から一週間あまりで七つのコメント!嬉しい限りです。続けていく元気が出ました。みなさんありがとう!
今回から数回に渡って、ニューアルバムのレコーディングについて振り返ってみたいと思いますが、概要については、スーパー・ベーシストにしてベテラン・ブロガーの聖くんが書いてくれているので、彼のブログをご参照ください。 http://blog.livedoor.jp/kmbs456/

さて、まず皆さんにお話しすべきは、なぜ?トリオで秋田県の大潟村まで出向いてレコーディングをするに到ったか、ということでありましょう。

大潟村の入り口には・・・

大潟村内の風景、これ上の吹雪のカットと15分(5kmくらい)しか違わないのです。

その答えは、「そこに素敵なピアノを備えた快適なスタジオがあって、オーナーは音楽をこよなく愛する向上心に満ちたエンジニアであったから…」となるのですが、話のオチともいうべきは、奥様は魔女だったのです!ぐらいのインパクトを持って…


そう、オーナーの河内伸介さんは、20ヘクタールの田んぼで毎年120tのおこめを収穫する、大規模農家のご主人なのです。
昨年、秋田の老舗ジャズ・スポット、キャット・ウォークの25周年記念アルバムの制作に関わった折りに、オーナーの太田さんに紹介されて以来のおつきあいになるのですが、今回トリオでお世話になって、どっぷりとはまってしまいました。

なんといっても河内さんの人柄というかノリというか、もう最高なんです。真面目な顔をして突如とんでもないことを呟いたり、古典的正統派ギャグを的確なタイミングでゴールに叩きこんだり、とにかく軽妙洒脱に振りかけるひとつまみの毒の加減が絶妙で、こんなに笑ったレコーディングは久しぶりのことでした。
Mr. Kochiです。

スタジオでの作業は、時として緊迫しつつも停滞した空気の中に目くじらが林立するといった状態に陥ってしまいがちなのですが、そんな時になにより大切なのは “笑い”の要素であって、今回のように、それはそれはとても真面目な聖くんと板やんに中村さん、という顔ぶれの場合(唯一、プロダクション・アシスタントのカズノリ君は存在自体が喜劇なのですが、現場では限りなくシビア)私一人で場を和ませんと力んだ挙げ句に全員凍死… という悲劇もおこり得る訳で、そんな時、伸介さんに一発かましてもらえるということは大変に有難いことなのでありました。

こと細かなやりとりを再現出来ないことはもちろんですが、そのかわりに、今回伸介さんに教わったネタを一つ紹介して締めくくりたいと思います。

ウエ〇アヤとアヤ〇チエって似たような名前だけど…
バニラとレバニラぐらい違うよね! (^_^;)


All text by H. Izumi、photos by N. Nakamura